画面はずーーーっと写真が焼けたような変な色。
主役は目に隈があるくたびれたおっさん。
冴えないが産婦人科を営んでおり、町内ではそれなりに信頼もある。
おっさんはある日生理が未だに来ないということで診察を受けに来た15歳の少女と出会う。
少女は年齢のわりには幼く、透けるような白い肌をしていて、
唇は小さくぷっくりとしていて、儚さと妙な色気があった。
「いつの時代も少女という生き物はおじさんを刺激するものだ」
↑
(これ私の尊敬する役者さんが言ってました。)
主役はここ最近感じたことのない衝動と興奮を覚える。
彼の微妙な変化など気にも留めず、少女はなんのためらいもなく診察台に上がり、足を開く。
数え切れないくらいの患者を診てきて、なおかつここ何年かEDだった彼に異変が起きた。
彼は少女に悟られまいと少年のように必死に隠すが、
感づかれてしまう。
が、少女は嫌悪するどころか嘲りと幸福感の入り混じったような笑顔を浮かべた。
生理の来ないある意味永遠の少女であり続けなければならない彼女にとって、男性から性的な目で見られることは、とても愉快であり優越感に浸れることなのだった。
遅すぎる恋と早すぎた色情。
二人の思惑と目的が重なり、少女が祖母と住んでいる屋敷で密会を重ねることとなった。
おっさんは恐ろしいくらいに少女にのめりこんでいき、人生すらも投げ出す勢い。
少女は大人が自分に夢中になることへの快感でどんどん増長していく。
最終的には少女が成長していき、胸も膨らみ毛も生えて生理が来て「女」になった瞬間、
おっさんは嘔吐しながら彼女を拒絶する。
少女は初めて自分の中では図れない人間の気持ちに動揺し、
今まで手のうちにあったものが離れていく恐怖で彼にすがり懇願する。
おっさんはそんな彼女の女臭さに益々嫌気がさし、
奇妙な恋は終わりを告げた。
そしてまた退屈な日常が始まり、おっさんは新たな少女に恋をする。
なんていうお話にします。
よくある話だけど。
萌えかどうか分からないけど。2007年09月11日(火) No.151 (diary)
http://misato.idt.jp/cgi-bin/sfs6_diary/sfs6_diary.cgi?action=day&year=2007&month=09&day=11