旧久遠の絆で企画とシナリオを担当した小林です。
今回の件について、幾つかご報告を。
私自身、アダルト作品のシナリオを手がけ、
またそのことに抵抗はなく、
面白いものは、面白い、のスタンスを取ってきましたが
元々が家庭用で出た物を、アダルトにすることに対しては抵抗があります。
我が子を身売りするみたいで、切なくありません?
逆ならいいんですけどね。
「ああ、日陰の身であったこの子も、
日の当たるところにでることができたんだなぁ」
みたいな感慨がありますし。
なので、この件に関して、
私は一貫して反対の立場を貫いてきました。
故に、新作久遠の絆に関しては、
私は一切関知しませんし、
私が担当したシナリオのテキストは一切使わない。
私が創ったキャラも一切使わない、
とのお話をさせて頂いております。
監督の加藤とは今でも友人で、
一緒に仕事もしていますが
この件に関してだけは、立場を真逆にするものです。
なので新作が如何に素晴らしい傑作になろうと、
また皆さんの期待を裏切る作品になろうと、
今回のことに関しては、もう私は関われません。
風水さんも亡く、岸上さんも使えず、私も何も出来ない。
加藤一人で創る作品になりますが、
きっと傑作になるとは、思います。
ただ、それを久遠の絆だとは、私には思えないので、
このようなご報告を、旧久遠の絆を愛して頂いた
ユーザーの皆さんにご報告させて頂きます。
今はただただ悲しいです。
一からの新作であれば、
私を含めた企画屋の総力をあげて支援できたものを。
元々家庭用でのギリギリを狙って創ったシナリオを
アダルトに移植して何になると言うのか。
今はもう、旧スタッフとして、
ことの成り行きを見守ることしかできませんが
新生久遠の絆が、
名作になることを心からお祈りさせて頂きます。
<< 『11eyes -Resona Forma-』OP 『シークレットゲーム CODE:Revise』OP2公開 | ホーム | OVERDRIVE新作『電激ストライカー』ナベシン監督のプロモムービー公開 >>